----+----1----+----2----+----3----+----4----+----5----+----6----+----7 ダイアルアップルータを用いたX68LAN環境の作成例 YAMAHA リモートルータ RTA50i の場合 注)X68でLANを組みたいという目的だけでルータを購入することは、 速度的にお勧めできません。あくまでこんな事も出来るという遊びとして とらえてください。 X68でどうしてもLAN環境を作ってみたい・・がLANボードを持っていない私は、 ちょうど電話をISDNに変えて、WIN95機用に買ったルータのマニュアルを眺め ながらふとあるページに目がとまりました。 「シリアル接続による疑似LAN」という意味合いの言葉。 ルータ本体背面のシリアル端子に、LANボードの無いパソコンをつないで、LAN の真似事をすることが出来るらしいとのこと。 68でも出来るのではないかとかすかな期待をして、ネットを検索すると、 すでに「出来ている」人を見かけたので試してみました。 用は、PPPを用いてルータに対し規定の電話をかけることで、(外線をかけるの ではなくて)LAN接続の真似事をさせる事が可能です。 (RTA50iに限らず、他社製も含めて出来るものがあるようです。) ルータにはX68(疑似LAN)のほかにWIN95機を(本物の)LAN接続した状態で 試行錯誤の結果こんな事が出来ました。(非常に遅いですが) ●X68上のWebXpressionで外部のホームページを見る。 ●WIN95機にFTPサーバソフトを入れて、X68でFTPで入り込み、GET,PUTする。 ●X68にHTTPサーバを常駐(PersonalWS)させ、WIN95のブラウザでX68内の index.htmを見る。 最低限のことは出来るようです。ただし速度がとても遅い(FTPで最大3.3kB/s) のでインターネット接続以外、LANとしては実用になりません。X68本体のSCC を早くしている人や、高速RSボードをつんでいる人ならもう少し早くなる かもしれません。 悪戦苦闘の末に出来たそれなりに注記を入れた設定ファイルを同梱しますので、 やってみようかという奇特な方は参考にしてください。 fdd_tree.txt : 最低限の環境をフロッピーに作った場合のTREE構造 ipconn.bat : PPP-LAN接続バッチ ipdisconn.bat: LAN接続解除バッチ exon.bat : 手動で外部電話回線をかけるバッチ その他、config.sys autoexec.bat conf.ppp などにも注記を入れています。 ipconn.batの中で、オンデマンド設定のところを有効にし、非オンデマンド のところをコメントアウトすると、X68がルータに対して通信すると同時に ルータが電話をかけるようになります。ただし外部に電話をかける必要が無い 場合も電話をかけてしまうので、コメントアウトしています。 このため、手動で電話をかけるためにexon.batを作りました。 この点私にはこれ以上使いやすくする手が見つかりませんでした。 電話の切断ですが、ルータにTELNETして手動切断も出来ますが、ルータの タイマーを使って一定時間通信しないと勝手に切断するようにしておくと 便利です。 何度も言いますが、実用的ではないので、遊びとして試してください。